毎日の健康 知恵袋! > 子宮内膜(腺筋)症の悩みが解消できる知恵袋子宮内膜症 〜子宮内膜症の症状、原因、緩和について具体的な改善対策〜
【子宮内膜症】とは?
一言でいうと、本来子宮の内側にしか存在しないはずの子宮内膜という細胞組織が、全く別の場所に発生し、増殖する進行性の良性の病気です。 子宮内ではない場所に内膜が発生するために、本来なら生理として排出されるべきところ、逃げ場を失った為にその場に留まり病巣が膨らんだり広がったりして炎症や癒着を引き起こし、進行していくという厄介な病気です。内膜症が発生する部位によって名称が変わることがありますが、それらを一括りにして「子宮内膜症」と呼ばれています。
● 子宮内膜症について 子宮内膜症は、子宮の内側にしか存在しないはずの膜細胞組織が、全く別の場所に発生し、増殖する進行性の良性の病気です。 しかし、子宮のように出口がないため、剥離した細胞はその周囲に固まりとなって血腫を作ったり、融合たりして増殖し、やがては周囲組織との癒着を形成していってしまうので、激しい痛みの原因になります。また、卵巣に内膜症ができて血液が外に出ることができずに古くなりチョコレート色になって溜まります。これをチョコレート嚢胞と呼びます。 病状はある程度進行していますが、血液が嚢胞にとどまっているため、痛みを感じにくく、自覚症状のない患者さんもいます。ただし、周囲の癒着との程度が強かったり、嚢胞が巨大化して破裂したり、卵巣がねれじれたりすると、突然、激痛におそわれます。 子宮内膜症は、20代後半から40代前半の卵巣機能の活発な時期に発生することが多く、月経周期のある人の10人に1人は、子宮内膜症であるといわれています。なお、閉経期を迎えると発生の頻度は急激に減少していきます。
● 子宮内膜症の主な種類 子宮内膜症が最も多く起こるのは ・卵巣ですが ・ダグラス窩(子宮と直腸の間のくぼみ) ・仙骨子宮靭帯(子宮を支える靭帯) ・膀胱子宮窩(膀胱と子宮の間のくぼみ) にもよく起こります(「窩」は「か」と読みます) その他まれにですが、へそや肺、胃や腸など、 骨盤外に子宮内膜ができることもあります。 以前は、これらの全てを子宮内膜症と呼んでいましたが、現在では、「骨盤内に子宮内膜組織ができたもの」だけを子宮内膜症と呼ぶようになっています。
● 子宮内膜症の原因 子宮内膜症の原因には、いくつかの説がありますが、今のところはっきりと解明されていません。 有力な説としては、「子宮内膜含んだ月経血の一部が、卵管を通って卵巣や周囲の臓器に移植される(子宮内膜移植説)」や、「卵巣を包んでいる皮膜や子宮や卵管などの臓器を包んでいる腹膜は、体腔上皮という共通の組織からできているため、これらの上皮が何らかの原因で子宮内膜に化ける(体腔上皮化生説)」や、月経時、子宮内膜の一部が子宮から逆流して卵管を通り腹腔内にばらまかれ、内膜の一部がそこで発育する「子宮内膜逆流脱)」などがあります。 ● 子宮内膜症の症状と改善 <症状> 自覚症状でいちばん多いのは、月経時のひどい痛みです。月経時以外にもおこる腰痛、下腹部痛、性交痛、不正子宮出血、過多月経、過長月経、排便痛、排尿痛などがあります。 第2の症状は不妊症で、癒着により卵管の働きが悪くなったり、お腹の中の炎症性の変化が排卵や受精に影響を与えてしまったりすることが原因と考えられています。 人によって症状の出方の強弱は様々ですが、ごく初期には無自覚症状であっても、初潮後数年経ち(個人差あり)進行が進むと年月とともに痛みを感じるようになります。 <治療> 子宮内膜症の治療法には大きく分けて薬物療法と手術療法の2つがあります。その方法は、鎮痛剤から手術まで、様々なものがありますので、病状の進行状態や内膜症の重症度、症状の種類、妊娠の希望の有無などを踏まえ一人一人に一番適している治療法をみつけて下さい。 【薬物療法】 薬物療法では、卵胞ホルモンの分泌や働きを抑えるホルモン剤を使い、月経を一時的に止めて病巣を小さくします。 薬物療法には、体を閉経と同じ状態にする方法(偽閉経療法といいます)と、妊娠に近い状態にするピルを服用する方法(偽妊娠方法)の2つがあります。 【手術療法】 薬物療法は、病気を根本的に治す方法ではないため、再び月経が始まると再発することもあります。手術療法は、再発を繰り返す場合や病状が進行している場合に行われます。 手術療法には、保存手術、卵巣機能温存手術、根治手術の3つがあり、病状や妊娠の希望の有無により、手術方法を選択します。 |
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